
更新日時 | 2025/08/01 11:43:50 |
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科目分類 | 基礎医学系 |
時間割コード | 110625J |
授業科目名 | 生理学Ⅱ(M22以降) |
授業科目名(英語) | |
科目コード | 1106250 |
科目ナンバー | |
主担当教員(所属) | 桑子 賢一郎(医学部医学科) |
単位数 | 0.0 |
時間数 | 40.0 |
履修年次 | 2年 |
開講学期 | 2025年度 通年 |
曜日・時限 | 他0 |
必修/選択/選択必修/自由 | 必修 |
履修資格 | |
各種教育プログラム名称 |
授業形態 | 講義・実習 |
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授業の目的 |
生理学は生体機能の特性やその制御機構の解明を目指す学問と位置づけられる。分子・細胞・生体レベルにわたる包括的な知識を得ることにより、臨床医学の基礎である正常生理機能の理解を深める。 生理学II 講義では、神経活動、シナプス、骨格筋・平滑筋・心筋、感覚器、中枢神経系などについての講義を行う。 生理学II 実習では、カエル標本を用いた神経活動と骨格筋収縮の観察およびヒトの心電図測定を行い、実験結果についての発表・討論、レポート作成を行う。 |
授業の到達目標 |
【 生理学II 講義 】 <GIO(一般目標)> 神経・筋肉系の生体機能を生み出すシステムを分子から個体レベルまで広く学び、人体の正常生理機能についての理解を深める。 <SBO(行動目標)> (1)神経細胞の基礎現象(膜電位・興奮・伝導)を説明できる。 (2)骨格筋・平滑筋・心筋の構造と機能を説明できる。 (3)感覚器官の構造と機能を説明できる。 (4)中枢神経系における情報統合と機能発現の機構を説明できる。 【 生理学II 実習 】 <GIO(一般目標)> ヒトおよび動物を対象として細胞レベル、組織レベル、個体レベルでの解析を行うことで生理システムを理解し、考察する力を養う。 <SBO(行動目標)> (1)活動電位の発生と伝導を説明できる。 (2)骨格筋の制御機構を説明できる。 (3)心電図の測定法としくみを説明できる。 (4)実験結果についての科学的考察ができる。 |
授業の内容および方法 |
【 生理学II 講義(実習棟 P4講義室)】 2025年9月4日(木) 2限 生理学2-1 総論(桑子) SDGs 3.4.9 2025年9月4日(木) 3限 生理学2-2 生体膜の電気現象(伊藤) SDGs 3.4.9 2025年9月5日(金) 2限 生理学2-3 活動電位と伝導(伊藤) SDGs 3.4.9 2025年9月5日(金) 3限 生理学2-4 イオンチャネル(長谷川) SDGs 3.4.9 2025年9月11日(木) 2限 生理学2-5 シナプス伝達(1)(鈴木) SDGs 3.4.9 2025年9月11日(木) 3限 生理学2-6 シナプス伝達(2)(鈴木) SDGs 3.4.9 2025年9月12日(金) 2限 生理学2-7 筋の構造と収縮 骨格筋 (1)(伊藤) SDGs 3.4.9 2025年9月12日(金) 3限 生理学2-8 筋の構造と収縮 骨格筋 (2)(伊藤) SDGs 3.4.9 2025年9月18日(木) 2限 生理学2-9 筋の構造と収縮 平滑筋(長谷川) SDGs 3.4.9 2025年9月18日(木) 3限 生理学2-10 筋の構造と収縮 心筋(伊藤) SDGs 3.4.9 2025年9月18日(木) 4限 予備 2025年9月19日(金) 2限 予備 2025年9月19日(金) 3限 生理学2-11 心電図(伊藤) SDGs 3.4.9 2025年9月29日(月) 6-8限 中間試験(臨床大講堂) 2025年10月2日(木) 2限 生理学2-12 脊髄(桑子) SDGs 3.4.9 2025年10月2日(木) 3限 生理学2-13 運動路(桑子) SDGs 3.4.9 2025年10月9日(木) 2限 生理学2-14 感覚機能総論、体性感覚(桑子) SDGs 3.4.9 2025年10月9日(木) 3限 生理学2-15 視覚(桑子) SDGs 3.4.9 2025年10月10日(金) 3限 生理学2-16 聴覚・平衡覚(桑子) SDGs 3.4.9 2025年10月23日(木) 2限 生理学2-17 味覚・嗅覚(桑子) SDGs 3.4.9 2025年10月23日(木) 3限 生理学2-18 脳幹(桑子) SDGs 3.4.9 2025年10月24日(金) 3限 生理学2-19 神経伝達物質(桑子) SDGs 3.4.9 2025年10月29日(水) 4限 生理学2-20 眼球運動(長谷川) SDGs 3.4.9 2025年10月29日(水) 5限 生理学2-21 小脳(桑子) SDGs 3.4.9 2025年10月31日(金) 4限 生理学2-22 大脳皮質の機能局在(桑子) SDGs 3.4.9 2025年10月31日(金) 5限 生理学2-23 睡眠覚醒と意識(桑子) SDGs 3.4.9 2025年11月5日(水) 2限 生理学2-24 基底核(桑子) SDGs 3.4.9 2025年11月5日(水) 3限 生理学2-25 学習と記憶、情動(桑子) SDGs 3.4.9 2025年11月7日(金) 4限 予備 2025年11月7日(金) 5限 予備 2025年11月13日(木) 1-3限 期末試験(L3教室) 【 生理学II 実習 】 SDGs 3, 4, 9 <実習説明会> 2025年11月14日(金) 4限(実習棟 P4講義室) <実習> 実習棟4階実習室・P4講義室 2025年11月18日、19日、25日、26日 2025年12月2日、3日、9日、10日、16日、17日、23日、24日 上記日程の4-7限に以下の項目をローテーションで行う(一人当たり上記日程中の3日間)。各自の日程は実習説明会で配布する実習書に記載。 1. 骨格筋の収縮 2. ヒトの心電図 3. 活動電位の細胞外記録と興奮伝導 4. 実習討論会 |
授業の進め方 | 原則、講義・実習とも面接(=対面)授業とし、講義資料および実習書はMoodleを通じて事前に配布する。試験の詳細等についての通知もMoodleによって行う。実習については、実習説明会および実習書内で通知する。 |
授業キーワード |
<キーワード> 神経、筋肉、感覚、運動、高次脳機能、心電図 <授業に関連しているSDGs項目> 3. すべての人に健康と福祉を 4. 質の高い教育をみんなに 9. 産業と技術革新の基盤を作ろう |
テキスト(図書) | |
参考文献(図書) | |
参考文献(その他)・授業資料等 |
【参考図書】 小澤瀞司・福田康一郎 監修 標準生理学(第9版) 2019 医学書院 金澤一郎、宮下保司監修 カンデル神経科学 2022 メディカル・サイエンス・インターナショナル 大地陸男著 生理学テキスト(第9版) 2022 文光堂 Linda S. Costanzo 原著、林俊宏/高橋倫子 監訳 コスタンゾ明解生理学(原著第7版)2023 エルゼビア・ジャパン 日本生理学会教育委員会 監修 新訂・生理学実習書 2013 南江堂 Squire et al.: Fundamental Neuroscience (4th ed) 2012 Academic Press Katz: Physiology of the Heart (5th ed) 2010 Lippincott Williams & Wilkins Brodal: The Central Nervous System (5th ed) 2016 Oxford University Press Kandel et al.: Principles of Neural Science (6th ed) 2021 McGraw-Hill Education Koeppen & Stanton: Berne & Levy Physiology, (8th ed) 2023 Elsevier |
成績評価の方法およびその基準 |
講義(試験)および実習(レポート・討論会)の総合成績で評価し、60点以上(100点満点換算)を合格とする。 [ 講義(試験)] 中間試験と期末試験の合計点で評価し、60点以上(100点満点換算)を合格とする。 各試験の受験には、試験範囲の講義の2/3以上の出席を必須とする。 本試験(中間+期末試験)の不合格者に対して再試験(全範囲)を行う場合がある。 [ 実習(レポート・討論会)] 実習レポートおよび討論会で評価する。原則として、欠席は認めない。 討論会における参加態度を成績評価に含める(詳細は実習説明会で通知)。 |
履修上の注意 |
実習の欠席は認めない。やむを得ない場合や緊急の場合は必ず担当教官に相談すること。 予習復習をしっかり行い、受講にあたっては周囲の迷惑とならないような適切な態度で臨むこと。 |
オフィスアワー |
初回の講義の中で説明する。 連絡先:桑子賢一郎 kuwako@med.shimane-u.ac.jp |
ディプロマポリシーとの関係区分 | |
使用言語区分 | 日本語のみ |
その他 | この科目は実務経験のある教員による授業科目です。 【コア・カリとの関連】 C-2 個体の構成と機能 D-2 神経系 D-5 循環器系 D-13 眼・視覚系 D-14 耳鼻・咽喉・口腔系 |
準備学修(予習・復習・宿題)に必要な学修の時間(1回の授業当たり) /Time required for homework |
1時間〜1時間半 |
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授業の実施方法 /Types of classes |
面接授業(面接のみ)/In-person class (In-person only) |
No. | 担当教員 | 担当教員所属 |
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1 | 桑子 賢一郎 | 医学部医学科 |