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シラバス基本情報

更新日時 2024/02/29 18:58:46
科目分類 専門教育科目
時間割コード TB50312
授業科目名 コンピュータセキュリティ
授業科目名(英語)
科目コード TB50310
科目ナンバー
主担当教員(所属) 黄 緒平(総合理工学部知能情報デザイン学科)
単位数 2.0
時間数 0.0
履修年次 3年,4年
開講学期 2024年度 後期
曜日・時限 木5,木6
必修/選択/選択必修/自由 選択
履修資格 知能情報デザイン学科の2年次を対象とした科目である「情報と社会・倫理」を履修していることが望ましい。
各種教育プログラム名称

担当教員一覧



シラバス詳細情報

授業形態 講義
授業の目的 情報セキュリティにおけるさまざまな脅威と対策技術の基本原理,および実際のシステムにおけるセキュリティ脅威のリスク分析・セキュリティ設計の考え方を学び,情報セキュリティ対策のための基本知識を習得する。
Course objective: This course is an introduction to foundations of computer security. At the end of this course, the students will have the knowledge on information security management systems, cryptography, authentication, PKI, privacy protection, security risk assessment, illegal access prevention, and malware protection.
授業の到達目標 情報セキュリティに関して幅広い基本的知識を有しているかを評価する。具体的には,以下の達成目標を評価する。
(1)共通鍵暗号,公開鍵暗号,セキュリティプロトコルについて理解している。
(2)デジタル署名,認証,PKI,プライバシー保護について理解している。
(3)情報セキュリティマネジメント,情報セキュリティ監査,セキュリティ設計,不正アクセス対策,マルウェア対策について理解している。
At the end of the course, students should be able to do the followings:
1. Explain symmetric key cryptosystems, public key cryptosystems, and security protocols.
2. Explain digital signatures, authentication protocols, PKI, and privacy protection.
3. Outline the information security management systems, information security audit, security risk assessment, illegal access prevention, and malware protection.
授業の内容および方法 第1回:授業ガイダンス,情報セキュリティの概要
第2回:暗号技術(共通鍵暗号,DES暗号の原理,モードの考え方)
第3回:暗号技術(公開鍵暗号の基礎と応用,RSA暗号の基礎,ハッシュ関数,電子署名の基礎)
第4回:電子署名技術と公開鍵基盤PKI のフレームワークの概要
第5回:プロトコルと実装:暗号の利用における安全性・利便性を高めるプロトコルとハードウエア実装の基本的な考え方
第6回:情報ハイディング:電子透かし、ステガノグラフィー技術の基礎と応用
第7回:バイオメトリック認証:身体情報を用いるバイオメトリック認証技術の原理と応用、プライバシー対策
第8回:不正プログラム(1):サイバーセキュリティの現状、マルウェアとその対策
第9回:不正プログラム(2):不正アクセスに関する基本的な考え方と対策技術
第10回:プライバシー保護:個人情報保護に関する国内外の状況、プライバシーの課題、プライバシー保護技術の基礎
第11回:セキュリティ評価:情報セキュリティポリシー、セキュリティマネジメント、セキュリティ設計手法の基本
第12回:フォレンジック:機密情報漏洩などコンピュータに関する電子的記録を収集・分析し法的な証拠性を明らかにする技術の基礎
第13回:法と倫理:電子署名法などセキュリティに関する法律の理解、セキュリティと倫理について
第14回:授業のまとめ,グループワーク(セキュリティ関連トピックを一つ選択して,グループ議論を行い,受講生による口頭発表を行う)
(期末試験は実施しない)
授業の進め方 教科書および講義資料(島根大学Moodle上で配布)を用いて講義を行う。
授業キーワード 情報セキュリティ,暗号,認証,ネットワークセキュリティ,マルウェア,プライバシー
Information security, cryptography, authentication, network security, malware, privacy protection
テキスト(図書)
 
参考文献(図書)
ISBN 9784819031035
書名 改訂版 情報セキュリティ概論
巻次
著者名 瀬戸洋一/著 佐藤尚宜/著 越前功/著 中田亮太郎/著 織茂昌之/著 長谷川久美/著 ほか
出版社 日本工業出版
出版年 2019
ISBN 9784813295662
書名 2021年度版 ニュースペックテキスト 情報セキュリティマネジメント
巻次
著者名 TAC株式会社(情報処理講座)/著
出版社 TAC出版
出版年 2020
ISBN 9784813279907
書名 2021年度版 ALL IN ONE パーフェクトマスター 情報処理安全確保支援士
巻次
著者名 TAC株式会社(情報処理講座)/著
出版社 TAC出版
出版年 2020
ISBN 9784297121068
書名 情報セキュリティの技術と対策がこれ1冊でしっかりわかる教科書
巻次
著者名 中村,行宏,1975- 若尾,靖和 林,静香,開発エンジニア
出版社 技術評論社
出版年 2021
参考文献(その他)・授業資料等 島根大学Moodle上で講義資料(教科書の補助資料)を配布する。配布方法は「その他」の欄を参照。その他の参考書・参考資料等については講義中に適宜紹介する。
成績評価の方法およびその基準 [各達成目標の評価方法と基準]
(1) 共通鍵暗号,公開鍵暗号,セキュリティプロトコルについて理解しているかを宿題・レポートにより評価する。
(2) デジタル署名,認証,PKI,プライバシー保護について理解しているかを宿題・レポートにより評価する。
(3) 情報セキュリティマネジメント,セキュリティ設計,不正アクセス対策,マルウェア対策について理解しているかを宿題・レポートにより評価する。

・毎回の授業時に課す課題(計40%, 各回次の比重は同一で100点基準にて採点し、平均点を40%にかけて期末成績に換算。各回の内容に関連するサーベイ及び独自の理解をまとめた文章、200文字程度)
・期末課題(計60%, 情報セキュリティに関する内容の調査研究、A4用紙2ページ程度、以下の分野から一つのトピックを自由に選択し,調査を行い,レポートにまとめる:共通鍵暗号、公開鍵暗号、セキュリティ鍵交換プロトコル、デジタル署名、認証、PKI、プライバシー保護、情報セキュリティマネジメント、セキュリティ設計、不正アクセス、マルウェア対策、電子透かし、成りすまし、フィッシング、情報漏洩、生成系AIの判別等、また上記に限らず、情報セキュリティに関わる研究テーマを自由に設定可能とする)
・各達成目標について,対応するレポート及び期末課題の合計点は60以上の場合に合格とする.
・各回のレポートが3回未提出(3回欠席)、あるいは期末課題が未提出の場合、未修(不合格)とする。

Your final grade will be decided based on the following:
1. Attendance should be more than 11/14 of classes.
2. Total score of homework and final report should be more than 60 points out of the 100 points to pass.
履修上の注意 講義以外の自己学習時間として,1回の講義につき予習100分,復習100分が必要。
The typical recommendation is that for every hour spent in lecture the students should expect to spend an average 100 minutes studying outside of class.
オフィスアワー 学科Webページの教員・研究室紹介に記載
A schedule of office hours is posted at the following URL: http://www.cis.shimane-u.ac.jp/more/faculty/
ディプロマポリシーとの関係区分
使用言語区分 日本語のみ
その他 この授業は島根大学 Moodle でオンデマンド授業として実施します。学務情報システムで履修登録してください。

1. Moodleへのリンク
(更新でき次第更新)

Moodle上で「授業(学部学生向け)」→「総合理工学部」→「コンピュータセキュリティ」の順に辿ることで上記コースへアクセスすることもできます。

2. 授業の受講方法
講義資料はMoodle上に掲載予定。上記コースへの登録を行い、コースにアクセスしてください。
3. 受講にあたって必要な準備
初回授業日の前日までに上記のMoodleコースに各自で登録してください。授業教材の閲覧およびレポート作成等に必要な情報通信機器の用意。
4. 担当教員との連絡方法
講義資料に担当教員のメールアドレスを公開する。連絡する際に件名に「コンピュータセキュリティ」、学生番号・ご氏名を含めてください。島根大学から付与されたメールアドレスで連絡を取ってください。
5. その他受講者への伝達事項
第1回から第14回まで毎回宿題を課します。宿題には提出期限があります。レポートの課題,提出〆切,提出方法については追って上記のMoodleコースで案内します。

使用言語について,基本的には日本語になりますが、留学生がいる場合英和併用のレッスンを実施、レポートも日本語・英語両方で対応が可能.


授業追加情報

準備学修(予習・復習・宿題)に必要な学修の時間(1回の授業当たり)
/Time required for homework
講義以外の自己学習時間として、一回の講義につき復習するには100分間ほど、レポートの作成等も100分ほどが必要である。
授業の実施方法
/Types of classes
面接授業(面接のみ)/In-person class (In-person only)

担当教員一覧

No. 担当教員 担当教員所属
1 黄 緒平 総合理工学部知能情報デザイン学科

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時間割所属 時間割コード 授業科目名
総合理工学部 TB50312 コンピュータセキュリティ
総合理工学部 T333112 コンピュータセキュリティ

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