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シラバス基本情報

更新日時 2024/02/08 12:38:21
科目分類 専門教育科目
時間割コード L452402
授業科目名 NPO論
授業科目名(英語) Lecture on Non Profit Organization
科目コード L452400
科目ナンバー
主担当教員(所属) 毎熊 浩一(法文学部法経学科)
単位数 2.0
時間数 0.0
履修年次 2年,3年,4年
開講学期 2024年度 後期
曜日・時限 火5,火6
必修/選択/選択必修/自由 自由
履修資格 2年
各種教育プログラム名称

担当教員一覧



シラバス詳細情報

授業形態 講義
授業の目的 (ブームは過ぎたと言えましょうが)「ガバナンス」という言葉がよく聞かれます。多義的な概念ですが、本授業に関わっては、さしあたり「みんなのことはみんなで…」(=「協治」)という意味として理解しておいてよいでしょう。その主たる担い手として期待される(されてきた?)のがNPO(Non Profit Organization)です。本講義は、特に島根のNPOを題材に、その現状や課題を探ろうとするものです。
そして、かかる作業を通じて、大きく以下の二つを達成しようとしています。第一に、NPOをはじめとした各種市民活動、地域社会、自治体等の現状を冷徹かつ多面的に分析する、いわば「観察者」としての視座を磨くこと。第二に、(活動の場や形態はどうであれ)受講生自らが、いわば「当事者」として、実際に市民活動および地域社会への関わり(少なくとも、関心)を持つようになることです。
授業の到達目標 1.態度:地域課題の発見・解決に関心を持ち、事情の許す限り自ら実践せんとすること。
2.知識:NPOや市民社会等に関する基本的な知識を身に付けること。
3.技能:NPOや市民社会等の現実動向を、冷徹かつ多面的に分析できること。
授業の内容および方法 本授業は、下記の通り、大きく三つの柱からなります。
(1)講義編その1:NPOや「ガバナンス」等に関わる基礎概念や基本的制度等について学ぶ。
(2)講義編その2:島根にあるNPO等の実態を知る。
(3)調査編:受講生自ら、島根のNPOの実態分析を行う。
このうち、「(2)講義編その2」については、「関係者」(NPO実践者、行政担当者等)をゲスト講師として招きます(いまのところ4件を予定)。このため(つまり、特にゲスト講師の日程的都合により)、また、その時々のトピックや講義の進捗状況、受講生の要望などにより、下記の順番や内容には変更が予想されます。

なお、すべての回が多少なりともSDGsNo16および(あるいは)No17に関連しています。また、各回の具体的トピックによってはその他の項目(No1~15)に該当することもあります。
1.イントロ:ガバナンスの時代
2.NPO概説・事例編:本講義担当者と関わりのある団体から
3.NPO概説・理論編:NPOの特徴、NPO法、行政との違い 等
4.協働論・基礎編:領域モデルと事業サイクルモデル 等
5.NPO政策概論1:「島根県いきいき施策」を事例に-「条例」まで
6.NPO政策概論2:「島根県いきいき施策」を事例に-「条例」以降
7.NPO政策概論3:ファンドレイジング(特に寄附)を中心に
8.協働幻想論1:「市民」とは誰か、「補完」の意味 等
9.協働幻想論2:「新しい公共」の虚実、寄附の陥穽 等
10.NPO・地域との関わり:5つのN・P・O、関わりの4類型 等
11-14.当事者の語るNPO:ゲスト講義1~4(毎回、レポート提出)
15.期末試験:「島根のNPO実態分析」に関する期末レポートに代える



授業の進め方 1.この授業は対面をベースとしつつも、オンライン(主にオンデマンド)も有効活用しながら進めます。 2.対面(ないし同期型オンライン)では、できる限り学生同士の意見交換の場を設ける予定です。 3.対面であれオンラインであれ、原則毎回「リアクションペーパー」(受講票)を出してもらいます。基本的には次の授業のなかで、レスポンスをします。 また、小テストやミニレポート等を課すこともあります。 4.教材は、適宜Moodle等にアップロードします。アナウンス(メール一斉送信)しますが、念のためご自身でも定期的にコースを確認するようにしてください。 5.講義初日一週間前を目安にMoodleに本授業のコースを作成します。講義が始まる数日前には登録をすませておいてください。キーは、45240です。 6.講義編その2の「ゲスト講義」は対面あるいは「同期型オンライン(ライブ)」で行います。基本的な流れとしては「ゲスト講師による話題提供→本講義担当者のコーディネートに基づく質疑応答」を想定しています。毎回、当該講義に関するレポートを課します。 7.受講生自身による調査「島根のNPO実態分析」の具体的なやり方(例えば、調査対象、テーマ、発表法等)については、授業のなかで指示します。 8.初回は対面を予定しています。
授業キーワード NPO、ガバナンス、協働、寄附、市民、NPO政策、アドボカシー

【SDGs の 17 の目標との関連】
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
テキスト(図書)
 
参考文献(図書)
 
参考文献(その他)・授業資料等 特に指定しません。基本的に、毎回レジュメを作成・配付します。
1.毎熊浩一「協働幻想論-NPO施策の批判的実践的規準」『島大法学』2005年
2.毎熊浩一「自分史の超NPM論・寄付編―島根県共同募金改革を題材に」『山陰研究』11、2018年
その他、授業で扱うテーマに応じて、適宜紹介します。
成績評価の方法およびその基準 1.期末レポートにより、主として「科目の達成目標」1~2を問います。50点満点とします。
2.「科目の達成目標」3については、ゲスト講義時の小レポート(計4回)、講義への取組み姿勢等を総合的に判断します。50点満点とします。
3.上記の総合得点60点以上が単位取得の基準となります。なお、上記の小レポートが3回以上提出されていなければ、原則「未修」扱いといたしますのでご注意ください。



履修上の注意 身のまわりの“公共的”課題に関心を持つようにしてください。少なくとも新聞は毎日読むよう心掛けてください。また、授業では、ゲスト講師と議論をする機会も得られますし、調査では、関係者へのヒアリングも必要になるかもしれません。積極的な取り組み姿勢が不可欠です。
オフィスアワー 原則火曜日3・4時限としますが、日程調整さえできればいつでも受け付けます。いずれにせよ予めアポとりをお願いします(メールでもMoodleでも)。
ディプロマポリシーとの関係区分
学士(法経)2018
人間・社会・自然に関する幅広い教養を身につけている。 法学および経済学の基礎的・標準的な専門知識を身につけている。 法学および経済学の諸問題について的確に情報収集し分析できる。 身につけた法学および経済学の専門知識を総合的にいかして積極的に社会活動に参画することができる。 社会問題について他者との議論を通じて自らの考えを的確に表現できる。
学士(法経)2019
人間・社会・自然に関する幅広い教養を身につけている。 法学および経済学の基礎的・標準的な専門知識を身につけている。 法学および経済学の諸問題について的確に情報収集し分析できる。 身につけた法学および経済学の専門知識を総合的にいかして積極的に社会活動に参画することができる。 社会問題について他者との議論を通じて自らの考えを的確に表現できる。
学士(法経)2020
人間・社会・自然に関する幅広い教養を身につけている。 法学および経済学の基礎的・標準的な専門知識を身につけている。 法学および経済学の諸問題について的確に情報収集し分析できる。 身につけた法学および経済学の専門知識を総合的にいかして積極的に社会活動に参画することができる。 社会問題について他者との議論を通じて自らの考えを的確に表現できる。
学士(法経)2021
人間・社会・自然に関する幅広い教養を身につけている。 法学および経済学の基礎的・標準的な専門知識を身につけている。 法学および経済学の諸問題について的確に情報収集し分析できる。 身につけた法学および経済学の専門知識を総合的にいかして積極的に社会活動に参画することができる。 社会問題について他者との議論を通じて自らの考えを的確に表現できる。
学士(法経)2022
人間・社会・自然に関する幅広い教養を身につけている。 法学および経済学の基礎的・標準的な専門知識を身につけている。 法学および経済学の諸問題について的確に情報収集し分析できる。 身につけた法学および経済学の専門知識を総合的にいかして積極的に社会活動に参画することができる。 社会問題について他者との議論を通じて自らの考えを的確に表現できる。
学士(法経)2023
人間・社会・自然に関する幅広い教養を身につけている。 法学および経済学の基礎的・標準的な専門知識を身につけている。 法学および経済学の諸問題について的確に情報収集し分析できる。 身につけた法学および経済学の専門知識を総合的にいかして積極的に社会活動に参画することができる。 社会問題について他者との議論を通じて自らの考えを的確に表現できる。
使用言語区分 日本語のみ
その他 1.繰り返します。講義初日一週間前を目安にMoodleに本授業のコースを作成します。講義が始まる数日前には登録をすませておいてください。キーは、45240です。 2.「対面+オンデマンド」の形は実質昨年度から始めたものです(コロナ禍中はほぼオンラインのみ)。試行錯誤しながらよりよい授業にしていきたいと思っています。やり方は勿論、「授業の内容」も、みなさんの反応や学修の効果を見極めながら、適宜変更を加えていきます。忌憚なきご意見をお願いします。 3.初回は対面を予定しています。 この科目は実務経験のある教員による授業科目です。


この授業は、地域の理解を深めるベースストーン科目です。


授業追加情報

準備学修(予習・復習・宿題)に必要な学修の時間(1回の授業当たり)
/Time required for homework
平均的に1.5時間程度
授業の実施方法
/Types of classes
面接授業(面接+総授業時数の半数以下の遠隔授業を含む)/In-person class(In-person and some given as remote class for less than or equal to half of total class hours)

担当教員一覧

No. 担当教員 担当教員所属
1 毎熊 浩一 法文学部法経学科

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時間割所属 時間割コード 授業科目名
法文学部 L452402 NPO論
法文学部 L432702 NPO論
人間科学部 R030702 NPO論

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