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シラバス基本情報

更新日時 2021/03/25 10:57:38
科目分類 専門教育科目
時間割コード TB50091
授業科目名 データベース
授業科目名(英語) Database
科目コード TB50090
科目ナンバー
主担当教員(所属) 神崎 映光(総合理工学部知能情報デザイン学科)
単位数 2.0
時間数 0.0
履修年次 2年,3年,4年
開講学期 2021年度 前期
曜日・時限 木5,木6
必修/選択/選択必修/自由 選択必修
履修資格
各種教育プログラム名称

担当教員一覧



シラバス詳細情報

授業形態 講義
授業の目的 計算機上でデータを集めて管理し,再利用するために,データベースは欠かせないものとなっています.本講義では,特に広く利用されているリレーショナルデータベースを中心に,データベースの設計のための基本的知識を解説します.


Course objective: Database is an important system or concept for collecting, managing and reusing data on a computer. This lecture introduces some fundamental knowledge, mainly about relational databases, for designing databases.
授業の到達目標 コンピュータサイエンスの諸原理に関する専門知識を有し,コンピュータを用いたシステムのモデル化,設計及び構築に応用することができる.(情報システムコース 学習・教育到達目標 C-3)

リレーショナルデータベースを中心にデータベース設計のための基本的知識を有しているかを評価する.具体的には,以下の達成目標を評価する.
1. リレーショナルデータモデルおよびリレーショナルデータベースについて理解している.
2. SQLによる基本的な問合せについて理解している.
3. 物理的データ格納方式について理解している.
4. 問合せ処理およびトランザクションについて理解している.


At the end of the course, students should be able to do the followings:
1. Recognize relational data model and database.
2. Recognize SQL syntax for issuing some fundamental queries.
3. Recognize physical data structures.
4. Recognize query processing and transactions.
授業の内容および方法 基本的には以下の内容で講義を行いますが,一部順序や内容が変更となる可能性があります.
最後に,全体の内容について理解度チェック・復習を行う「おさらい」回を設ける予定です.
1. オリエンテーション,データモデリング
2. リレーショナルデータモデル(1):リレーション,一貫性制約
3. リレーショナルデータモデル(2):リレーショナル代数
4. リレーショナルデータベースの設計理論:関数従属性,正規形
5. リレーショナルデータベース言語SQL(1):背景と,定義/更新
6. リレーショナルデータベース言語SQL(2):問合せ記述の基礎
7. リレーショナルデータベース言語SQL(3):高度な問合せ記述
8. 物理的データ格納方式(1):レコードとファイル,ファイル編成法
9. 物理的データ格納方式(2):B-tree,B+-tree
10. 問合せ処理
11. 問合せ最適化
12. トランザクションと障害時回復
13. トランザクションの同時実行制御
14. おさらい
15. 期末試験


Class schedule:
1. Guidance, Data modeling
2. Relational data model (1): Relation, Integrity constraint
3. Relational data model(2): Relational Algebra
4. Relational database design theory: Functional dependency, Normal form
5. SQL(1): Background, CREATE TABLE/UPDATE statements
6. SQL(2): Fundamentals of SELECT statement
7. SQL(3): Complex queries
8. Physical data structures(1): Record and file, File structures
9. Physical data structures(2): B-tree,B+-tree
10. Query processing
11. Query optimization
12. Transactions and recovery
13. Concurrency control
14. Revisit
15. Final exam.
授業の進め方 対面授業に加え,授業中のスライドショーをTeams会議を用いてオンラインで配信します.また,オンライン配信を録画したものをStream上でオンデマンドに閲覧可能にします.対面・オンライン・オンデマンドのいずれかの方法で受講してください.

毎回の講義で,その講義(あるいは過去の講義)に関する小テストを課す予定です.小テストの解答・解説は,翌回の講義と同時に公開します.


In addition to the face-to-face class, the online classes are held via Microsoft Teams. Furthermore, the recorded classes are available on Microsoft Stream. You can attend either of face-to-face, online (Teams) or on-demand (Stream) classes.

Mini-exam will be conducted in every class. Explanations about each mini-exam will be given in the next class.
授業キーワード 関係データベース,データモデリング,SQL,問合せ,トランザクション


Relational Database, Data Modeling, SQL, Query, Transaction
テキスト(図書)
ISBN 9784274225161
書名 データベースシステム(改訂2版)
巻次
著者名 北川博之/著・編集
出版社 オーム社
出版年 2020
参考文献(図書)
ISBN 9784781913902
書名 リレーショナルデータベース入門
巻次
著者名 増永良文/著
出版社 サイエンス社
出版年 2017
ISBN 9784320123465
書名 データベース:ビッグデータ時代の基礎
巻次
著者名 白鳥則郎/監修 三石大 吉廣卓哉/著・編集
出版社 共立出版
出版年 2014
参考文献(その他)・授業資料等 毎回の講義にあわせてハンドアウトをMoodle上で電子的に配布します.必要に応じて,各人で印刷して使用してください.


Handout will be distributed in every class via Moodle.
成績評価の方法およびその基準 小テスト40%,期末試験60%として全体の評価を行います.
※期末試験の実施形態については,講義中に説明します.

[各達成目標の評価方法と基準]
1. 小テストおよび期末試験における関連問題の素点によって,リレーショナルデータモデルおよびリレーショナルデータベースについて理解しているか評価する.
2. 小テストおよび期末試験における関連問題の素点によって,データベース言語SQLについて理解しているか評価する.
3. 小テストおよび期末試験における関連問題の素点によって,物理的データ格納方式について理解しているか評価する.
4. 小テストおよび期末試験における関連問題の素点によって,問合せ処理およびトランザクションについて理解しているか評価する.

単位修得のためには,上記それぞれの達成目標について,対応する評点が50%を超えており,かつ全体の合計点が60%を超えている必要がある.


Your final grade will be decided based on the scores of mini-exams (40%) and final exam (60%).
Evaluate whether you recognize each of the followings, based on the scores of mini-exams and corresponding questions in the final exam:
1. Relational data model and database,
2. SQL,
3. Physical data structures,
4. Relational query processing and transactions.

For each of the above metrics, total score of corresponding mini-exams and questions in the final exam should be more than 50%, and the average of those scores should be more than 60% to pass.
履修上の注意 小テストは,「おさらい」回を除くすべての講義で出します.
「おさらい」回を除く講義で,小テストを4回以上提出しなかった場合,または期末試験を受験しなかった場合は,成績評価の対象外とし,「未修」として扱います(小テストを提出できない妥当な理由について連絡があった場合は,未提出回数にカウントしませんが,小テストは0点となります).

講義以外の自己学習時間として,一回の講義につき予習90分,復習90分が必要です.


Mini-exams will be conducted in all classes, except for the "Revisit" (14th) class.
If you will fail to submit answers for more than 3 mini-exams, your grade will be 'E' (unattended).

For each class, 180 min. is needed for self-learning (90 min. for preparation, and 90 min. for review).
オフィスアワー 質問等は、原則Moodleまたはメールにて対応します。

Send your questions via Moodle or e-mail.
ディプロマポリシーとの関係区分
使用言語区分 日本語のみ
その他 本科目に関する各種連絡はすべてMoodle (https://moodle.cerd.shimane-u.ac.jp/moodle_2021/course/view.php?id=178) 上で行います.各人で自己登録を行ってください.登録キーは「db」,4月1日から登録可能とする予定です.
※Moodle上で「データベース」というコースを検索して登録してください.

授業に関する質問等は,Moodleのメッセージまたはメールにて適宜受け付けます.
メールで質問する際は,メールの件名に科目名(データベース)を必ず含めてください.メールアドレスは講義資料でお知らせします.


Questions are welcome via Moodle (http://moodle.cerd.shimane-u.ac.jp/moodle/) or email.
* Search the course named "Database" in the course list. You can register yourself using the key 'db'.


授業追加情報

準備学修に必要な学修の時間(1回の授業当たり)
/Time required for preparatory study
講義以外の自己学習時間として,一回の講義につき予習90分,復習90分が必要です.
授業の実施方法
/Types of classes
ハイブリッド(対面+同期型オンライン)/Blended (Face-to-face and real time online type)

担当教員一覧

No. 担当教員 担当教員所属
1 神﨑 映光 総合理工学部知能情報デザイン学科


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